2019年7月21日日曜日

クロモリをフルオーダーした話



この度、ご縁がありAgrifoglio cycle frame works様にクロモリフレームを準サポートして頂く事になりました。

工房は琵琶湖の和邇北浜、蓬莱バーガーの南側。

準サポートの条件は身長が167cm以下であること。小さいサイズのフレームこそフルオーダーの意味がある!←ここに興味があり自分からコンタクトしました。

興味のある方は上記のリンクより問い合わせしてみてください。

とはいえ、フレームをオーダーするなんて初めてのことなので、参考になればと思いブログに残しておきます。

フルオーダーなので、まずジオメトリが必要になるのですが、いきなりここの寸法をこうしてこれぐらいの長さで~みたいな知識はあいにく持ち合わせていないので
  • 過去に乗っていたフレームのココが良かった
  • どのフレームのココが苦手
  • レースのこういうシチュエーションで使いたい

上記の様に抽象的なニュアンスたっぷりでお伝えし、ジオメトリを書いてもらうという手法で話を進めていきました。(こうしたいんですけど出来ますか?と質問してもキッチリ答えてもらえます。ビルダーさん自身、競技者でニュアンスが伝わり易かったのもある。

ジオメトリの提供と同時に、ここをこうすることでこういう乗り味になりますとアドバイスしてもらえるので、思っている以上にハードルは低いかなと。

【お願いしたポイント】
・クリテやロードレースメインで考えており
①集団内でクイックに動ける車体が欲しい
②脚を休められる(脚にこない)硬さ
③前に出て牽くような場面でも出来る限り脚は使いたくない
【回答いただいた内容】
①速度域が高ければ、ハンドルはあまり切らないので、フロントセンターを一般のものより短くしてハンドリング重視(クイック)に、その為トレイル値をヘッド角比で小さく
②チェーンステーになるべく硬いパイプを使い、シートステーは反対にしなやかなパイプを。シートステーのしなやかさを活かす為に、チェーンステーも硬いだけではなく、一定方向に逃げるサスペンションのようなイメージで構成する
③BB位置とヘッドを短く設定し身体を低い位置に置くことで空気抵抗を減らす


後は拘りで少し見た目も考えてシートチューブの長さ等を修正してもらい、出来上がったジオメトリがこちら。

カラーについては、飽きのこない渋めのものでロゴも同系色で色の纏まりのあるものを考え、ひたすら自動車を見て周り、メルセデスベンツのセレナイトグレーに決定。ロゴはホログラムでと。

で、出来上がった自転車がこちら。
※ポイントも添えて


ダウンチューブにはdedacciaiの焼き入れ加工されている異形断面のパイプを

ヘッドは44mmの大径ヘッド

ワイヤー受けを、シマノのシャドーディレイラーに合わせてエンド近くに寄せて取り付け
(アウターを短くできるのと、見た目をすっきりとできる)

ボトルケージを低い位置に配置して重心を下へ 

使用感やインプレについてはもっと乗り込んでから書く予定。













2 件のコメント:

  1. 準サポートってどんな形態なんでしょうか?割安価格でフレームが買えるとか?

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  2. ビルダーさんとの約束で、ここに記載することが出来ません。お手数ですが直接お問い合わせ願います。

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